先日、NEXCO中日本のETC障害発生により、
高速道路が大渋滞となりました。
システムトラブル起因とのことですが、
あらためて、考えさせられる事象だと感じました。
システムトラブル
当初、プログラム更新がシステム障害原因と思われましたが、
(メルマガ作成時点では)データ不整合が原因のようです。
NEXCO中日本のETC障害は追加システムのデータ不整合に起因、人手の応急措置で復旧 >>>
しかし、なぜデータに不整合が発生したのかが究明できていないようで、
かなり不安の残る状況となっています。
色々な騒ぎになっていますが・・・
これだけ渋滞させて迷惑をかけて、
遅くなったことにより宿泊などをキャンセルしたケースもあるらしく、
実被害も発生しているようです。
それでも料金徴収するのか、と怒りの声が出ています。
起因はシステムトラブルでも、
途中からは対応判断の遅れによる人災のようにも見えます。
自然災害などと違い、運営側の責任にもなり、
拘束された時間による影響を損害賠償しても変な話ではない気もしますね。
個人的には無償にしろ、という気もありませんし、
ETCの利用規約がどうなっているから、といった話も
本メルマガではこれ以上は語りませんが、
そもそもについては考えるところがありますね。
インフラの扱う者の責務
何よりの問題は、こうした事象を想定していなかった、ということです。
これはシステムトラブルがどうのではなく、
そもそも「ETCが使えなくなったら」の対応ケースを想定していない、
という点に恐ろしさを覚えました。
もちろん、様々なケースを想定し、対策を準備するにはコストがかかります。
しかし、インフラ事業者がそんなことを言っていてはダメだと思います。
高速道路に限らず
特に各インフラ事業者においては、
大規模な機能停止があった際の
実効性のある代替業務手段が用意できているかを
再確認していただきたいですね・・・
特に、ライフラインに何かあると、人命に関わりますので。
(中の方は、とても大変だと思いますが)
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