【メルマガ】翻訳は、ここまできた(2025年11月11日)

ドラえもんの「ほんやくコンニャク」。
異なる言語でも翻訳されて聞こえる、夢のような道具ですよね。

生成AIの台頭に伴い、少しずつ現実味を帯びてきています。
(もちろん、コンニャク食べるわけではないですが 笑)

先日、ついにAppleのリアルタイム翻訳が
日本語に対応しました。
(iOS26.1にてリリース)

今回は、翻訳の現状と、少し先の未来について考えてみましょう。

リアルタイム翻訳の状況

正直、実用性高そうなことに驚きました。

対面で会話しながら、翻訳結果がAirPodsから流れてきます。
※一定の文章量を翻訳してから音声が流れるので、タイムラグはあります。

実際に使ってみたところ、
実用レベルの翻訳がなされているように感じました。

細部のニュアンスがおかしいところは致し方ないでしょう。

今回のiPhone + AirPodsで実現するリアルタイム翻訳、
ネットワーク接続なし(iPhoneのローカル処理のみ)で
使えるというのが一番大きなポイントです。

今までも、
「ネットワークを活用 = バックグランドでChatGPT等を活用」
する形態であれば、
リアルタイム翻訳も実用レベルに来ていると感じていましたが、

ローカルで一定の処理ができるというのは
大きな道を開いたと感じます。

精度を上げるためには?

とは言え、精度が抜群という話ではありません。

そうなると、どうすれば精度を向上できるか?
ということになります。

ポイントになるのは、
「正しく、キレイな文章構造で、しっかり話す」
ことだと感じています。

いくら翻訳精度が上がっても、
「おかしな文章を話している」
「何を言っているのか聞き取れない」
のであれば、
伝えたい内容に翻訳できるわけがないですよね。

人間同士の話であっても
「この人、何を言っているのか分からない」
ということはよくありますよね。

これは、翻訳の問題ではないのです。

さらに・・・

そして、根本的には、
「話の内容」が大切です。

いくら文章を正しく翻訳しても、
その文章の内容がスカスカ、意味不明であれば
使い物にならないですよね。

言語の壁は徐々に崩れてきています。

話は少し変わりますが、
海外から日本へのサイバー攻撃は
言葉の壁があると言われてきました。

しかし、生成AIの登場で、この壁が薄くなりました。
”それっぽい”詐欺メールが大量に届き始めているのも
感じている方も多いのではないでしょうか。

言葉の壁が薄くなると、
より本質が重要になってきます。

大切になるのは「論理立てて、正しく伝えること」。

さらに本質が問われてくる、
そんな時代が来ていると感じます。

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