猛烈な勢いでChatGPTの活用がなされています。
この文章作成能力、内容によってはそのまま使ってもおかしくないレベルです。
ChatGPTのようなAIは「生成AI」と呼ばれていますが、画像などを生成するAIも台頭してきています。
これらを使う上で、より正しく著作権を知っておかなければならないように感じましたので、調査してみました。
※私は法律の専門家ではありませんので、実際の正しいところは法律家にご確認ください。
著作権で気にすべき点は?
大きくは「AI学習させるためのデータに対する権利」と「AIの成果物に対する権利」があるかと思います。
やや新しめの見解ですと、下記のような記事がございました。
以下、日本における著作権の取り扱い(の見解)です。
なお、本当に利用してよいかは著作権の問題だけではありませんのでご注意ください。
・学習データとして使ってよいのか?
「情報解析に必要な限度においては原則として著作物を自由に利用できる」という見解のようです。
・AIが生成したコンテンツに対する権利は?
人間が関与していない生成物には著作権は発生しません。
これは、先日、アメリカ著作権局が発表したガイダンスでも同様です。
逆に言うと、人間が関与している、それも作業レベルではなく「創作意図や創作的寄与」があった場合、(人間に)著作権が発生することになります。
この先の近未来、どうなる?
ものすごい勢いで生成AIが進化を遂げています。
もはや10年後の未来がどのようになっているか、想像できないくらいです。
こうした「権利」の問題についても、より適切に、柔軟に対応していく必要があるでしょう。
根本的には「本来あるべき権利を、あるべき人に」だと思います。
先日、Twitterで面白い投稿を見かけました。
この先、人間が書いた記事なのか、AIが書いた記事なのかが判断つかなくなり、人間が書いた記事でないと価値がなくなるのではないか。
そのためには「人間が書いた」という証明が必要になるのではないか・・・といった内容です。
本当の終着点は想像がつきませんが、少し先の未来、生成AIが人間と同じレベル(もしくはそれ以上)となった時に、「人間が実施した」ということに価値が出てくるのではないか、と思います。
音楽ライブなどはそうでしょうし、e-sportといったジャンルもそれに近い気がします。
リアルな世界ならよいのですが、デジタルの世界だと「この人本物?」「それをどうやって証明する?」ということが必要になってきます。
ここに何か、テクノロジーが必要になる気もしています。
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