ChatGPT。
システム業界のみならず、社会的なニュースになるくらいの破壊力があるサービスです。
弊社においても実際に使い始めています。
(有料版のChatGPT Plusを利用しています)
うまく業務利用すればもの凄く生産性が上がる可能性を秘めていますが、逆に、業務利用ならではの注意点も当然あります。
そこで、情シスが業務で使う時を想定して整理してみました。
※特に進化が早いAIの世界ですので、あくまで当記事作成時点、ではありますが。
ビジネス利用する時の注意点
ChatGPTを使って調査を行うことで、大量のテキストデータから洞察を得ることができます。
しかし、その際には以下の点に注意する必要があります。
1.調査目的の明確化
ChatGPTを使った調査を行う場合、調査目的を明確に定義することが重要です。
ChatGPTによって生成された文章からどのような情報を得たいのかを明確にしておくことで、より効果的な調査が可能になります。
2.データの収集方法
ChatGPTを使った調査においては、調査対象となるテキストデータを収集する方法にも注意が必要です。
不正確なデータを収集してしまうと、調査結果が正確でなくなり、洞察を得ることが難しくなってしまいます。
3.調査結果の解釈
ChatGPTを使った調査の結果から得られる情報には、解釈に注意が必要です。
ChatGPTが生成した文章は、人間が書いた文章と異なる場合があります。
そのため、生成された文章を正しく解釈するためには、人間の目で確認する必要があります。
4.倫理的な観点
調査においては、倫理的な観点にも注意が必要です。
個人情報や機密情報を含むデータを扱う場合には、プライバシーの保護に十分な配慮が必要です。
また、調査によって得られた情報を公開する場合にも、倫理的な観点から慎重な判断が必要です。
以上が、企業においてChatGPTを調査に使う際の注意点です。
これらの点に十分な注意を払いつつ、ChatGPTを活用することで、より効果的な調査を行うことができます。
情シスでどう使う?
薄々お感じになったかもしれませんが、上記の内容はChatGPTで「企業においてChatGPTを調査に使う時の注意点を、https://josys.gloria.cool のブログ記事風に作って」とお願いした出力結果です。
多少ツッコミどころはありますが、調査開始前のインプットとしては非常に使える情報ではないでしょうか。
あらためて、以下、情シスで利用する際に気にしておくべき点(弊社が感じた点)を挙げておきます。
一般的な情報の調査に使うこと
機密情報を使ってChatGPTに聞くことは絶対にNGです。(Google検索窓などでも同じですが)
Google検索とは違い、ChatGPTは長文で尋ねることもできます。
会話調なので、つい入力してしまいそうになりますが、注意しましょう。
「インターネットや書籍を調べたら分かるだろう」情報を聞いてみる、という使い方を意識しましょう。
以下のメルマガのように、プログラムソースコードについても回答してくれます。
「このソースコードに脆弱性がある?」と聞きたくなるところですが、業務のソースコードを入力するとChatGPT経由で流出する怖れがありますので絶対にNGです。
過去時点の情報だと認識する
ChatGPTが利用しているデータは、最新ではありません。
そのため、SNS情報やGoogle検索といったリアルタイム性はありません。
直近情報を意識した調査が必要な場合は注意が必要です。
逆に、過去の情報・・・例えば過去の統計情報であったり、システム技術的には古めのもの(過去のバージョン)であったりすると、比較的よい感じで結果が返ってきます。
あくまで、参考情報に留める
どういったデータを元に結果が出力されているか、裏取りができません。
嘘の(悪意もある)ような情報を元に、結果が出ているかもしれません。
法律や医療など、高度な専門性が必要な情報についても要注意です。
ロジック(インプット、経緯など)の妥当性は、ビジネスでは重要なポイントですね。
「真偽を見極める」力がこれから必要になりそうですが、あくまで参考情報に留める、という使い方がよいでしょう。
ただ、どういったキーワードで検索するべきか、の前調査としては非常に効果を発揮すると感じます。
Google検索での調査省力化に利用
まとめ系の処理も得意です。
「〇〇のようなクラウドサービスってどういうものがある?」のような形でリストアップし、それぞれのサービスの特徴などを尋ねることで、超ザックリとした内容をほんの数分で得ることができるでしょう。
プログラムの書き方サンプルや設定方法を得る
あくまで「一般的な」尋ね方となりますが、こちらも非常に有効です。
「Pythonでスクレイピングしたいのだけど、必要なライブラリとサンプルコードを教えて。」
「RPAで〇〇のような処理をしたいのだけど、サンプルをください。」
「〇〇のエラーが出るのだけど、何の設定を変更したらよいのかを教えて。」
などです。
これらをヒントに、個々の業務に合わせた形に適合することで、効率良く業務に適応していけるでしょう。
所感
普段、業務でGoogle検索を使っているようなことがあれば、ChatGPTも活用すべきだと強く感じます。
理由は、圧倒的な調査時間の短縮です。
※目移りするような情報(その他のページ、広告など)が目に入らないのもよいですね。笑
もちろん、得意・不得意はあります。
が、ほんの数分、事前にChatGPTを使うことで、何かしらの有意義な情報が取得できたら。
こんなに効率的なことはないですよね。
ChatGPTは無料プランもあります。
ぜひ、(貴社の利用ルールに則って)お試しいただくことをオススメします。
今までの業務のやり方に危機感を持たないといけないレベルだと感じます。
※なお、弊社はOpenAI社との関係性はまったくありません。笑
ご不明な点・ご相談事項がございましたら
お気軽にご連絡ください^^
送信いただいた時点で「Privacy Policy」に同意したとみなします。
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。