ここしばらく、世間を騒がせているTwitter。
今度は、サードパーティーアプリにてTwitter認証がエラー(=ログインできない)が発生し続けているという事象が発生しています。
これは、API提供者としての信頼を相当損ねる事件だと感じます。
発生事象
Twitter公式アプリではなく、他の開発者が開発したTwitterアプリがあります。
(Tweetbotなど)
そうした第三者が開発したアプリをサードパーティアプリと言いますが、それらの一部で問題が発生しているようです。
Twitter公式以外のアプリでログインして使おうとしたら、認証エラーで使えない、という形ですね。
私も手持ちのアプリで試してみたところ、確かに認証できませんでした。
認証できないということは、Twitterの性質上、アプリとして全く機能しないに等しいです。
Twitter APIとは、要するに、Twitterにアクセスするための機能を、Twitter自身が構築・提供しているもので、いわゆる「公式」の使い方です。
なお、当メルマガ作成時点、Twitter公式からの発表は特にありません。
トラブルなのか、意図的なものなのか、なども不明です。
API提供者としての責任
私自身がTwitter APIを使用したことがないため、利用規約がどのようになっているのか詳細は不明です。
ただし、いくつかのサードパーティアプリのアナウンスを見たところ、
- 公式発表はないものの、Twitter側に遮断されていそう
- 事前通告はなく、突如接続できなくなった
という状況のようです。
意図的的なブロックだったとしたら、という前提ですが、
- Twitterのためにアプリを開発・メンテナンスし続けてきた労力
- そのTwitterアプリを購入した利用者
- Twitterコミュニティの発展に貢献した
ということを、一発に踏みにじったということです。
広告の表示を多くするとか、Tweetの見せ方を変えるとか、そういったことは分からないでもないですが、
さすがにAPIを急に遮断して使えないようにする、はあり得ない行動だと感じます。
これで、iOS / Android のアプリストアが独占的だ、手数料が高すぎる、規約がおかしい、などと言っていたら、二枚舌としか感じませんね。
むしろ、今まで開放していた門戸を何の告知もなく閉じたということで、より悪質だと感じます。
大きなエコシステムにおける、公共性、透明性、義務・・・
今後も様々な問題が発生していくと思われますが、一番大事なのは「信用」だと感じます。
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