インターネットが普及し、ネットでのサービス提供が爆発的に増えました。
それに伴い、サービス提供側の都合で閉鎖されるサービスも増えてきています。
手軽に使えるのはありがたいことですが、いきなり使えなくなるリスクがあります。
(いきなり利用料金の増加も)
個人で使うサービスもそうですが、事業で使うサービスも同様です。
自分でコントロールできないことを分かった上で、取捨選択していく必要性を感じます。
サービス停止
ここ半年くらいで目にしただけでも、以下のようなものがありました。
過去、サービス停止ではないですけど実質有料化、といったサービスもありますね。
https://gloria.cool/blog/mm-20201201-google-photo/会計ソフトのMoney Foward(MFクラウド)は、弊社にとって必要のない機能を強制バンドルさせられて、値上げしてきました。
(別クラウドに乗り換えました)
使った時間は、すべて資産
「サービス終了か、だったら終了でいいやー。」と割り切れるものはよいのですが、
データやノウハウ情報、コンテンツの作成、写真・動画、ライフログなど、蓄積型の情報がサービスの都合でなくなってしまうのは厳しいものがあります。
私は、デジタルで何かをしたことは全て「資産」にできると考えています。
無限とも言える空間、検索性の高さ。
これはデジタルならではの武器です。
※20年前に読んだ本のテキストメモとか、残っていますからね・・・
ということで、弊社では「蓄積型のデジタル情報はできるだけ自前環境で持つ」ことにしています。
もちろん各種サービスも使っていますが、それはあくまで利便性を高めるため。
データそのものは、できる限り手元に置けるようにしています。
(サービスを使っていても、csv等の汎用フォーマットで全量出力できるのであれば、それはそれでよいのです。)
弊社の対応例
では、どうしているのか?ということを少しご紹介いたします。
弊社事業で使っているのもありますし、個人で利用している方法もあります。
ナレッジ系
基本はただのテキストメモ。
究極の後方互換性です。
Windows95で作成したテキストでも開けます。
ただ、やはりそれだと使い勝手が悪い部分がありますので、オープンソースのサービスを立てて使っています。
過去、Evernoteのようなサービスを使っていましたが、使い勝手の面と、やはりどうしても失うリスクが怖かったです。
コンテンツ系
基本はオープンソースのWordPressでサーバを立てて、そこで情報発信。
(十二分に活躍してくれています)
どこのレンタルサーバであっても、まず利用可能です。
その気になれば、自前でサーバを立てても動きます。
SEOによる流入減リスクが〜とかはありますが、唯一無二のURLがある以上、来る者拒まずで情報のお届けが可能です。
SNS系
Twitter、Facebook、LinkedInなど。
正直、これらはどうしようもないです。
サービス終了したら終わり、BANされても終わり。
一昔前は、Google+ というSNSがありましたね。(一時期、メインで使っていました)
ということで、どうしても時間を割いて投稿しようという気になれません。。
唯一、Twitterはこの中では使っている方なのですが、イーロン騒動で暗雲・・・
おそらく、コンテンツを届けるというよりは、人とのつながりをつくることを蓄積としないとダメでしょう。
写真・動画のデータ
クラウドサービス系は使えない(大容量必要、データ転送速度に難あり)ため、基本は自前のNASです。
もちろん、バックアップは万全に。
ライフログ(ヘルスケア) ※個人データ
Appleを信じてます。セキュリティ面含めて。
検討すべき対象を考えるポイントは、「このサービスなくなったら困るの?」です。
ビジネスモデルがうまくいっていないと、サービス継続は不可能です。
今一度、点検されてはいかがでしょうか。
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