インターネット通信。
httpsのようにセキュアな利用がほぼデフォルトであり、ネットワーク上は暗号化されて通信されております。
しかし、この先の未来を見据えて、恐ろしいことを企んでいる噂があります・・・
今回のメルマガは、そんな未来のお話です。
暗号化通信、安全なの?
インターネットにおいては、いまや「端末と宛先(サーバ)の通信経路を暗号化して安全に通信」しています。
暗号化されているとはいえ、ネットワーク機器には通信データは流れています。
そのため、(暗号化された)データ自体は取得できるわけです。
では、なぜ安全と考えられるかというと、その暗号を解くための鍵を特定するのに、総当たり(※)で試してみても、現実的な時間で解読できないためです。
※銀行カードの暗証番号を0000、0001・・・と順番に試していくようなものです。
この先の、現実的に起こりえる脅威
この鍵の解読方法、ようするに力技です。
その力技の次元が変わる技術・・・そう、量子コンピュータの台頭です。
量子コンピュータの実現も少しずつ現実味を帯びてきており、そうなると、至極短時間で今の暗号は解読されると言われています。
とは言え、それが現実になった時、暗号技術も何かしらの対策をとったものが(おそらく)出来上がるでしょう。
しかし・・・
今、通信しているデータを確保しておけば。
そう、未来のパワーで、解読できるわけです。
これは、クラウド(サーバやストレージ)も同様です。
基本的には暗号化されていますが、今の状態をコピーされていたとしたら。
未来のパワーで、解読されてしまいます。
その未来に向けて、淡々とデータを取得している組織があるとかないとか・・・
(というのが、今回のメルマガにおける都市伝説話です。)
解読されたら、どうなる?
秘匿したいけど基本的には変えられない情報、例えば氏名やマイナンバー。
そういった情報を守るのは難しいかもしれません。
また、未来から見た時でも、見られてはマズそうなメッセージのやりとりなども問題があるかもしれません。
逆に、ID・パスワードやクレジットカード情報など。
その場で流出すると危険ですが、変更してしまえばよいものについてはそこまで危険性はないかもしれません。
技術の進化は止められません。
いきなりインターネットが機能不全になり、様々な情報が流出。
退行せざるを得ない自体が起こるかもしれません・・・
メルマガ『Professional's eye』
"意見が持てる"デジタルコラム
週1回配信、3分で楽しめます。
送信いただいた時点で「Privacy Policy」に同意したとみなします。
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。