【メルマガ】ネットレビューの正常化は、大きな恩恵が生まれる(2023年07月11日)

ネット上のレビュー(例えばAmazon)を見るとき、そもそも「これは本当に信頼できるのか?」と疑問に思いますよね。

アメリカでは、いわゆる「さくらレビュー」に対して厳罰化の動きが見られます。

GIGAZINE
インターネット上のレビュー正常化に向け規制当局が偽レビュー1件につき最大720万円の罰金を科す規則を提案 Amazonをはじめとするさまざまなオンラインサービスで偽レビューの投稿が横行しています。これを取り締まるべく、アメリカにおける公正な取引を監視する連邦取引委員会(FTC...

今回は「さくらレビュー」について考えてみます。

アメリカでの偽レビュー対策の動き

アメリカの連邦取引委員会(日本における公正取引委員会のようなもの)は、オンラインレビューを売買・操作する企業に対して新たな罰則を作ろうとしています。(まだ承認されていません)

これは、あくまで「レビューを売買・操作」する企業に対してであり、プラットフォーマー(Amazon等)に対して、ではないようです。
また、レビュー依頼を禁止するものでもない、としています。

事象に該当すると、1件の偽レビューを目にするたびに最大5万ドル(約724万円)の罰金を科すことが可能となるようです。

偽判定を実務的にどのように行うのかは気になるところですね・・・

偽レビューの見分け方

みなさんお感じの通り、日本でも偽レビューは多々ありますよね。

日本の場合、怪しげな日本語(日本人がこういう表現はしないだろー)となることがあるので判断つくことがありますが、ChatGPTなどの台頭により、そうした言語の壁はなくなる気がします。

Amazon等の有名どころは「サクラチェッカー」のようなツールもありますが、以下に見分け方の一例を記しておきます。

サクラチェッカー
サクラチェッカー | ステマ やらせ サクラ評価 口コミが丸わかり サクラ/ステマ/やらせ口コミを除いた本当の評価が分かるサクラチェッカー。Amazonや楽天などECショップのやらせ・サクラ評価を見抜き安心なお買い物!最終的に皆が選んだ製...
  • レビュアーの他のレビューを確認する
    同じレビュアーが多数の商品に対して同様のレビューを投稿している場合、それは偽レビューの可能性があります。
  • レビューの内容が具体的かどうかを確認する
    商品やサービスの具体的な使用経験に基づいた詳細な情報が含まれているレビューは、信頼性が高いと言えます。
    一方、抽象的な表現や一般的なフレーズが多いレビューは、偽レビューである可能性があります。
  • レビューのトーンを確認する
    過度に肯定的または否定的なトーンのレビューは、偽レビューである可能性があります。
    真実のレビューは通常、良い点と悪い点の両方を含むバランスの取れた視点を提供します。
  • レビュアーのプロフィールを確認する
    レビュアーが新規であるか、または多数のレビューを短期間に投稿している場合、それは偽レビューの可能性があります。

正当なレビューの増加がもたらす恩恵

正当なレビューが増えることで、作り手(売り手)も買い手も正しい恩恵を受けられると考えています。

基本的に、偽レビューをするのは、商品の力を本当の力以上に見せるため、だと思います。

買い手は期待値とのズレがあるので残念になり、他の真っ当な売り手は売れない、そのジャンルの風評被害を受ける、など、全体として良くない方向に向かうと思います。

日本でも、ステマに対する規制は多少前進していますが、上述のアメリカのようなインパクトはないですね。

Gloria, Limited
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弊社でもPR案件をいただくことがありますが、記事にその旨記載していますし、そもそも自身が感じたことをねじ曲げるような内容は書きません。

最終的には、書き手が本物であるか、その書き手が信用できるか、ということが大切になりますね。

ここに、ブロックチェーンの技術が使えていければ・・・と感じています。(どなたか、是非 笑)

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