システム障害。
起こしたくはないですが、起きてしまうものでもあります。
しかし、例えばお金を扱うようなケースは
影響が大きく、少しのミスも許されないシステムが多々あります。
そうした業界の監督庁となる金融庁より、
システム障害に関するレポートが公開されています。
システム障害に関する分析レポート
以下より取得可能です。
「金融機関のシステム障害に関する分析レポート」の公表について >>>
https://www.fsa.go.jp/news/r5/sonota/20240626/20240626.html
銀行等における大規模なシステム障害は
金融庁に報告する必要がありますが、
そうした情報をもとに分析したレポートとなります。
(2019年以降、毎年公表されています)
具体的な会社名などは公表されていませんが、
障害事例もたくさん掲載されており、
他業界でも参考になる情報は多いと思います。
(エモテット感染、なども書かれています・・・)
ミラクルな障害は基本的にはない
ざっと眺めてみましたが、
まあ、起こりえますよね、という内容ばかりです。
逆に言うと、しかるべきことをしていれば
防げたものも数多くあると感じます。
が、、、言うのは簡単ですが、
実際に全てを完璧に実施するのは難しいですし、
はっきりいってコストの折り合いがつかないケースもあると感じます。
他にも、DDoS攻撃を受けた、内部関係者の犯行、など、
非常に悩ましいケースもあります・・・
効率のよい対策のために、事例を活用しよう
だからといって、システム障害を起こし続けてよいわけではありません。
こうした障害事例を活用し、
自社における必要性や対応優先度を判断、
対策をしていくのがよいでしょう。
拙著「情シスの定石〜失敗事例から学ぶ システム企画・開発・保守・運用のポイント」においても
失敗事例を掲載しておりますが、
もっと事例を掲載してほしい、といったお声をいただくことがあります。
こうした知見をもとに一つずつ対策していくだけでも、
品質は目に見えて向上するでしょう。
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