クレジットカード。
いまや、ネットでの決済含めてなくてはならない存在ですね。
しかし、怖いのは不正利用です。
犯罪者は様々な手口で狙っています。
今回は最近発生した、そんな事例をご紹介します。
何が起きた?
イオンカードで発生していたと話題になっています。
カード会社に不正利用を伝えても、不正利用がなかなか止まらなかった、という事件になります。
不正利用分の返金もなかなか対応されなかったとのこと。
問い合わせも多く、カスタマーサポートのキャバをオーバーしていたのも時間がかかった一つの理由のようです。
どういうこと?
通常、クレジットカードを使う際には、オーソリと呼ばれる利用認証を行います。
利用停止になっていれば、ここでブロックできるわけです。
しかし、オーソリ利用には都度利用料がかかるため、場合によってはオーソリせずに利用OKとすることがあります。
環境によってはオーソリできないケースもあります。
オーソリするかしないかは様々な設定や要因が絡みますが、
今回はApplePayを活用したオフライン決済の仕組みを使い、少額(おそらく、今回だと1万円未満)を毎日おこない、上限にかからないようにして利用が止まらないようにしていたようです。
また、その不正利用に使っている端末に通信(携帯電波など)できるとリモートで停止もできるはずですが、
ネットワークに接続しないまま(機内モードなど)使い続けることで、そうした点も回避していたようです。
いやはや、仕組みを熟知し、穴をついた犯罪です。
※ApplePayや、他のカード会社がすべて当件のようなオフライン決済に当てはまるわけではありません。
※現在は、すでに様々な対策がなされていると思われます。
日々、気をつけること
当件につけこんだ詐欺メールも出回っているようです。
「不正利用防止のため、ログインして確認してください。」
といったトーンです。
(メールのリンク先はもちろんフィッシング詐欺サイト)
私も、えきねっと、メルカリ、イオン、Amazonのようなキーワードで、
かなりの詐欺メールを受信しています。
メールは常に用心して確認し、
基本的にはメールのリンクから遷移しないことが大切ですね。
ブックマークや検索から該当のサイトに接続し、
パスワードマネージャなどを使ってログインするようにしましょう。
(パスワードマネージャは登録しているサイト情報と合わないと、ID、PWの入力時に気がつくようになっています。)
そもそも、当件もクレジットカード情報がないと不正利用できないため、
こうしたフィッシング詐欺などに合って流出したと考えられています。
色々と便利な世の中になった反面、
犯罪をする側も便利になっています。
日々、気をつけていきましょう。
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