【メルマガ】いつ、アップデートするか。悩ましい問題だ(2024年12月03日)

セキュリティ対応として、最新版へのアップデートは基本動作です。

しかし、アップデートには罠もあります。

アップデートもリスクあり。
永遠の悩ましい問題かもしれません。

アップデートしたら、トラブる

ご経験の方も多いかも知れません。

アップデートに伴い、そもそも機器が動作しなくなるケースがあります。

つい先日、NASメーカであるQNAPにおいて、そうした自体が発生しました。

GIGAZINE
「QNAP製NASにファームウェアアップデート後ログインできなくなる」という報告が相次ぐ ネットワークストレージメーカーのQNAPは2024年11月14日に、NASシステムのファームウェアアップデート「QTS 5.2.2.2950 build 20241114」をリリースしました。しかし、一部...

iPad Pro(M4)でiPad OS 18にアップデートすると
文鎮になる(動作しなくなる)ケースも記憶に新しいです。

GIGAZINE
M4搭載iPad ProがiPadOS 18で動作不能の文鎮状態になる報告が相次ぎAppleがアップデートへの署名を停止 iOS 18・iPadOS 18・watchOS 11・macOS Sequoiaの正式版が2024年9月17日にリリースされましたが、AppleがM4搭載iPad ProのiPadOS 18へのアップデート署名を停止したと報じ...

再起動を繰り返すWindows11のアップデートもありました。

ZDNET Japan
「Windows 11」、更新プログラムで一部ユーザーに不具合--MSが警告 マイクロソフトは、「Windows 11」の更新プログラム「KB5043145」により、一部のユーザーでPCが再起動を繰り返し、応答しなくなる問題が発生していると警告を発した。

※すべて、今年のお話です。

回避困難なケースも

ソフトウェアに不具合があるのは仕方がないですが、
回避困難なケースも多いです。

ソフトウェアの品質を確認するためには、テストを行うのが一般的です。
しかし、上述のような、「同じ環境を用意してテストできる」ケースは、これまた限られてきます。

iPadのアップデートをするために、品質に不安があるのでもう1台iPadを用意する、といったことができるケースは一般的ではないでしょう。

ある程度、勢いでアップデートを行ってみるしかありません。

もちろん、メジャーな機器(iPadのように)であれば、
多少、世間の様子を見てからアップデートするというのは有効でしょう。
(私もたまたまiPad Pro(M4)を持っていましたが、情報を見たのでアップデートはやめました)

打てる手立ては?

完璧な対策はありませんが、
守るべきものは「業務」と「データ」だと考えると、できることはあります。

まず、機器が使えないと業務に致命的な影響を与えるタイミングでは
アップデートをしないこと。

そして、データを守るにはバックアップです。

緊急のセキュリティ脆弱性アップデートなど、一刻を争うようなケースもありますが、
なるべくゆとりが持てるように、うまくアップデートしていきたいですね。

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