世の中で稼働するシステムサービス。
アクセス元として採用することが多いのはブラウザでしょう。
(専用アプリでのみ稼働させるケースもありますが)
企業内のシステムであっても、ブラウザを利用するケースは多いですね。
ブラウザはChromeのシェアが多いとは言え、
FirefoxやSafariなどもあります。
ブラウザによって挙動が微妙に違う、というのはずっとつきまとう開発者の悩みです。
ブラウザの仕様の違いは減った?
過去、大きく独自技術を採用していたのがInternet Explorerです。
今や使われるケースは少なくなりましたが、
IEでのみ動く企業システムも多かったことから
なかなか廃止できないブラウザでした。
こうした場合、それぞれのブラウザの違いを加味した上で
設計、テストが必要になるという、
開発者からするとブラウザに振り回されているだけで
(本質的な)価値は生み出せていない状態だと感じていました。
今だと、iPhoneとAndroidの両方のアプリを作らないといけないというのも
似たような話ですね。
さて、そんなブラウザの仕様ですが、
ほぼ同じように表示されるような状況が近づいてきたようです。
ブラウザごとの仕様の違いを減らす「Interop」プロジェクトの2024年の結果が発表される >>>
2024年末には、95%に達したようです。
※なお、2025年におけるプレビュー版ブラウザ(今後リリースされる予定のバージョン)では99%を達成しているとか。
このあたりの数字は肌感覚とも合っていて、
最近はブラウザによる際はほぼ感じなくなってきました。
しかし、テストが不要なわけではない・・・
特に新規システムを構築する場合、
ブラウザごとのテストが不要というわけではありません。
表示ずれ程度でしたらまだ許容できるかもしれませんが、
処理が機能しないようなケースがあると、
業務的にも影響が出てきます。
先日、弊社で開発しているシステムにおいて、
iPhoneのブラウザでのみ挙動しない機能がありました。
Windows、Mac、Androidの各ブラウザでは挙動するのですが、
iPhoneのみ、SafariでもChromeでもFirefoxでも稼働しないのです。
状況からするとiOSが絡んでいそうな気配でしたが、
細かな差異を漏れなく確認するには
全パターンのOS、ブラウザで相当数のケースを確認しないといけなく、
現実的にそこまで実施することはないでしょう。
※上記の件は、Cookie操作周りの挙動でした。
一極集中か、分散か
同じ挙動をさせたいだけなので、
ブラウザは一種類にまとめてくれ、という考えになりたくもあります。
基本的には、特定のブラウザにしかない機能ってありませんからね。
しかし、独占したらしたで、独占による弊害が出てくるでしょう。
また、世の中の情勢からも、独占は危険でもあります。
ここ5年くらいで、そうした側面もかなり現実的なものとなってしまったのではないでしょうか。
※分散と言いつつも、OS、ブラウザと、かなり一国に集中していますが・・・
リスクとコストのバランスは
いつ考えても難しいと感じます。
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