ビジネスでは何事も計画が大切・・・ですが、
目先の数字をどこまで考えるかは、一考した方がよいかもしれません。
潤う企業 10年先に照準 利益52%成長、短期目線と差 味の素は中計廃止 >>>
こうした考えは、もちろんITにも影響します。
今回のメルマガは、ビジネス色 強めの内容でいきましょう。
中期経営計画は有効なのか?
中期経営計画は、3年先あたりの利益目標を掲げることが多いです。
そして、それに向けた施策を作り、活動していきます。
3年先くらいですので、
一見、具体性もある程度あり、活動しやすいように見えます。
しかし、上記の記事では、10年以上先を見据える企業の方が
営業利益伸び率が高い、との結果が出ています。
(1~6年先を目標:18%の伸び、10年以上先を目標:52%の伸び)
IT戦略は大切
中期経営計画にリンクして、IT戦略を考えます。
IT戦略とは、経営計画を実現するために
ITをどう形作っていくかの戦略を練るものです。
例えば、システムを利用した販売数(ECサイト)を
10倍にする!と計画した時に、
ITインフラがネックとなり、処理しきれないかもしれません。
それが見えていたら、ネックになる前に
インフラ構成を変更していこう、といった中期的なIT戦略を考えるわけです。
しかし、ITの根幹に関わるような対応は1、2年で終わるものばかりではありません。
3年程度の中期経営計画にリンクしていくと、
本当にやるべきIT対応が出来ない可能性も出てきます。
ITは道具、ITを真にビジネス活用するには
今の時代、ITをうまく活用できるかが、
成果面でも大きな差となるようになってきています。
そういう意味でも、中期経営計画では本質的な改革ができず、
効果が薄くなってきているのかもしれません。
なお、こうした「ビジネスでITをうまく活用するためには」といった内容を
まとめた書籍を
当メルマガ作者の石黒が執筆中です。
9月には書店に並ぶ予定ですので、
楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
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