10年以上前から、IPアドレス バージョン4が枯渇するので
IPアドレス バージョン6に切り替えていかなければ!
というお話が話題になっていました。
IPアドレス バージョン4とは、
各コンピュータにも付与されている
192.168.0.1
のような数字のことです。
現状、どのような状況になっているのかを
振り返った情報がありましたので、見てみましょう。
「IPv4アドレスが枯渇した」と言われてから14年、2025年にIPv4は結局一体どうなったのか? >>>
なぜ枯渇する?
※ここでいう「枯渇」は、いわゆる「グローバルIPアドレス」のことを指しています。
インターネットに接続する端末は、
その仕組みから、一意のIPアドレスを持つ必要があります。
バージョン4は、その桁数から約43億通りしか表現できません。
インターネットがあまりに普及したため、
例えば1人1つのIPアドレスを持つとしても、約43億個では足りないのです。
バージョン6は、約340澗(かん)個 表現することができ、
これは340兆の1兆倍の1兆倍という、理解できない数値になります。
ただし、バージョン4とバージョン6は完全に別物となりますので、
切り替えるのはそんな簡単ではないのが
大きな壁となっています。
で、現状は?
実は、「なんとか運用を続けられそう」という状況のようです。
IPアドレスは、各国の団体にレンジを割り当て、
各団体がそれぞれの利用者にその中のアドレスを割り当てるような流れになります。
そのため、レンジをお互いに融通したり、
無駄な使われ方をしているアドレスをの有効活用を進めたりすることで
目先は、どうにも割り当てできない状況を回避できそう、ということのようです。
しかし、利用者に影響が出るケースも
ただし、枯渇しないとは言え、
利用者目線でも、まったく影響がないというわけではありません。
これは私が経験しているいくつかの事象です。
- IPアドレスに料金がかかるようになった
たとえばAWSにおいては、
固定IPを取得しつつも利用していない(サーバ起動していない、等)と、
月額利用料がかかるようになりました。
コストがかかるので、これにより、一気にIPアドレスの解放が進んだと思われます。 - IPアドレスのレンジが融通されることで、セキュリティ面に影響が出ている
悪意のある通信をしているIPアドレスは、
受け側(サーバ等のシステム)でブロックすることがあります。
過去、このリスト(いわゆるブラックリスト)に載っているIPアドレスが
別事業者(インターネットプロバイダ)に移管されて、利用者に割り当て。
しかし、その利用者が特定のサイトにアクセスできない、
といった事象が起きることもあるようです。 - インターネットへの接続がIPv6ベースになり、IPv4通信でできないことも発生
固定回線、たとえばフレッツ光の10G回線などでは
IPv6ベースの技術でインターネットにつながります。IPv4での接続ができないわけではないのですが、
1つのIPv4を割り当ててもらえるわけではなく、
複数の固定回線で同じIPv4を共有する仕組みになります。一般的な通信、端末からネットを見る、みたいな使い方は問題ないのですが、
端末側にIPv4ベースでアクセスしようとすると、様々な制約が伴います。例えば、自宅にサーバを置いて公開しようとしても、
指定した方式(たとえばhttps)で接続できないケースがあります。
これは、そのIPアドレスでhttps接続する宛先として
各個人が自由に使えないためです。また、ゲームのオンライン対戦でも、
P2P型の接続方式の場合、通信エラーが多発する可能性が高くなります。
Nintendo Switchでは「NATタイプ」が確認できますが、
これに関係してくるお話です。
(内容はややこしいので、ここでは割愛します)IPv6ベースで通信すれば問題はないですが、
通信相手もIPv6で接続する必要がありますし、
もちろんシステム側も対応する必要があります。少しずつ環境は切り替わっているとは思いますが、
まだIPv4が使えないと制約が出るケースはあると感じます。
個人レベルではできることはほぼありませんが、
いたるところでインターネットに頼っている時代です。
(端末を使うにも、ゲームをするにも)
多少はネットワークの知識を持たないと
厳しい時代になってくるかもしれませんね。
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