【メルマガ】すべてのIT機器、そして持ち主であるあなたは「加害者」になる恐れあり(2023年11月14日)

今さら言うまでもないですが、インターネットなしには世の中が成り立たない時代になっています。

スマホのみを所有している方もいらっしゃるかと思いますが、
インターネット回線を自宅に引き込んでいると、無線LANルーターを設置していたりするでしょう。

しかし、インターネットに繋がる以上、全てにおいてセキュリティリスクがあります。
それは、被害を受けるだけではなく、加害者になることもありえるのです・・・

家庭用ルーターは怖い

一般的に、家庭用ルーターを頻繁に買い換えることはないでしょうし、
意識してアップデートを実施している方も少ない気がします。
(そもそもアップデートって何?でしょうか。)

しかし、ルーターはインターネットにつながっています。
つまり、脆弱性が放置されていると、インターネット側から侵入されてしまうわけです。

無線LANルーターの場合、無線がつながる距離(場合によっては屋外)であれば、そこから不正アクセスされる可能性もあります。

侵入されてしまい、そこから他にサイバー攻撃をされてしまうと、あなたが攻撃元と誤認される可能性があるのです。

INTERNET Watch
警視庁に、家庭用ルーター不正利用の現状を聞く〜「“攻撃元”の家庭へ捜査員が話を聞きに行った事例も」   サイバー攻撃は身のまわりで日々起こっており、ある日突然、全く身に覚えがないのに自分が当事者になってしまう可能性もある。警視庁では、攻撃元を一般家庭にあるルータ...

家庭用ルーターは、脆弱性が放置されっぱなしのことも多いです。
サポートアウトした古い機種だと、脆弱性が発見されても対応されないこともあります。

https://gloria.cool/blog/mm-20221018-security-attack/

そもそも、ルーターを買い換えて設置しなおすのが難しい方も多いかもしれませんが、
一番よい対策は、定期的に新しい機種に買い換えることでしょう。
(いずれにせよ、3〜5年使えば、サポート終了となるのが普通です)

Webサイトもそう

少し話は変わりますが、ホームページをお持ちの方も、加害者になるリスクはあります。

Webサイトのセキュリティ対応についてご質問をいただくことがよくあります。

万が一不正アクセスをされると、
ページの改竄やデータ漏洩といったリスクだけでなく
そのサイト自体が加害者・・・フィッシングサイトにつないだり、攻撃元となったりする可能性があります。

特に、事業としてサイトを公開されている場合、
何の対策もせずにそうした事件を起こしてしまったらどうなりますか?
とお伝えしています。

インターネットにつながったものを持った時点で、相当なリスクを背負います。
本当に必要かも加味した上で、適切に活用していきたいものですね。

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