【メルマガ】検索結果を信じるな。身を守る術は?(2022年11月08日)

Google検索。
一日に何度お使いでしょうか。

昨今、上位表示コンテンツの質の低下が叫ばれていますが、詐欺のリスクも高まっています。

詐欺広告?

GIGAZINE
見分けが不可能な偽サイトがGoogle検索最上位に堂々と表示されてしまう、「i」をURLに含む全てのサイトが信... Googleは独自のルールに従って検索結果の表示順位を決めていますが、Googleの広告枠を購入すれば任意のウェブサイトを検索結果の最上部に表示することができます。この広告...

偽物サイトが1位表示(広告表示)される、という事象が発生しています。
※広告ですので、広告内容の承認が出れば、あとはお金積めば1位表示はたやすいです。
さらに、URLを見ても見分けがつかないとか・・・

この事例では、小文字のi(アイ)とキリル文字のi(イー)を差し替えていると推察され、
例えば
https://www.gimp.org
というURLを見ても「人間の目には同じように見えてしまう」という手法になっています。
※上記のURLは、本物のアイです。

これは、私も「盲点」な手法でした・・・

※ちなみに、上記のイオタバージョンにアクセスするとDropboxのページに飛ぶのですが、ダウンロードできるexeはウイルスと思われます。

身の守り方

結局のところ「偽物URLにアクセスしている」ことが原因ですので、できるだけそれを回避するのが対策と考えられます。

対応策1. 指名検索で「広告」をクリックするな

当件は「広告」で誘導された事象です。
ですので、例えばAmazonにアクセスしたくて検索した際、検索結果トップに表示される「広告」をクリックするのではなく、その下にある「広告ではない」検索結果をクリックしましょう。

広告については、各検索結果に「広告」のラベルがついておりますので、そちらで判断可能です。
(必ず「広告」は表示されます)

なお、「広告ではない」検索結果も、必ず本物とは限りませんので油断はしないでください。

対応策2. ブックマークを活用

正しいサイトにアクセスした際に、ブックマークしておきましょう。

対応策3. セキュリティソフトを活用

セキュリティソフトの機能として、「危険なURLではないか」といったチェックをしてくれる機能があります。
(たいていは、ブラウザの拡張機能として提供されています)

こちらを活用することで、既知の危険なサイトは回避することができます。

そのほか

上記は検索サイトのお話でしたが、SNSに貼られているリンクなども注意が必要ですね。
特に、SNSは短縮URLになっていて本物のURLが見えないケースも多いです。

また、今回は「URLが偽物」のお話でしたが「URLが本物でも詐欺サイトになっている」といったケースもあります。

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用心に越したことはないですね。

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