日進月歩で進化している生成AI。
ChatGPTが、予告通り、Code Interpreterのβ版がリリースされました。
有償版のChatGPT Plusをお使いの方であれば、誰でも利用可能です。
プログラマー用?と思いきや、一般人が使う機能です。
ChatGPTのCode Interpreterとは
ChatGPT内で、プログラミング言語であるPythonが実行できる機能です。
「だから?」となるかもしれませんが、これ、コードを書くとかいうお話ではないのです。
まず、Code Interpreterを有効化すると、コードやCSVといったテキストのアップロードが可能になります。
これを用いて、ChatGPTが生成するPythonを、ChatGPT内で実行することができるわけです。
もちろん、Pythonコードを人間が書く必要はありません。
日本語でやりたいことを指示すればよいのです。
例:CSVデータの分析
データの入ったCSVをアップロードして、データ分析やグラフを書いたりすることができます。
- 項目Aの値が一番大きな日は?
- 横軸 項目B、縦軸 項目Cとしたグラフを作成して
- 項目Dの標準偏差が一番大きなものは?
こうした処理は、Pythonを使えば可能です。
通常であればコードを書いて行う必要がありますが、それらを全てChatGPTが実施してくれるわけです。
その他、Code Interpreterで出来ることはネットで調べてみてください。
もちろん、ChatGPTとしての機能はありますので、計算結果についてどういう見解がありそう?といった壁打ちもできるわけです。
注意点
いつものごとく、ですが、情報漏洩につながる可能性はゼロではないため、その点は注意しましょう。
隔離したサンドボックス環境で実行するとのことですが、それをどこまで信じるかはそれぞれです。
また、あまりに大量のファイルやサイズは処理できません。
その場合はエラーが出るので、とりあえず試す、でよいでしょう。
また、アップロードしたファイルや内容は、一定時間経過すると破棄されます。
何度も実行する必要があるのであれば、都度作り直すか、Pythonコードとして作り上げて、自身の環境で実行する形になるでしょう。
しかし、今までは過去のナレッジとプロンプトからの問いかけで処理していたChatGPTが、プログラム的な処理をしてくれるのはとてつもないことでしょう。
また一つ、使いこなせるかどうかで生産性に大きな差がつく要素が出てきたように感じます。
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