【メルマガ】結局のところ、インターネットはどれくらい攻撃されている?(2024年05月28日)

セキュリティ対策が必要だ、と言われ続けていますが、
正直なところ、被害に合わないとその感覚は分からないでしょう。

今回のメルマガは、面白い実験をされた方がいらっしゃいましたので
ご紹介いたします。

Windows XPをノーガードでインターネットに接続

ファイアーウォールを切って接続、と
さすがにありえない接続の仕方をしていますが、
インターネット上ではどれほど攻撃が発生しているかがよく分かります。

これ、特定の端末を狙っているわけではなく、
手当たり次第に攻撃されている中で食らっているわけですね。

ファイアーウォールを使っていないのと
そもそもXPの脆弱性がありすぎということはありますが、
今でも枯れたOSを狙った攻撃が続いているというのは脅威ですね・・・

詳細は以下の記事を参照ください。

GIGAZINE
20年前のOS「Windows XP」を丸腰でインターネットに放り込むとこうなる 2001年にリリースされたWindows XPは、2014年4月に延長サポートが打ち切られてから記事作成時点で10年が経過していますが、要求スペックの低さや安定性などから根強く支持...

どれくらい攻撃されている?

セキュリティの世界では、
現在は「1 IPアドレスあたり14秒に1回攻撃されている」と言われています。

10年前は8.3分に1回だったようですので、約35倍の攻撃量になっています。

現に、弊社でもWebサイトやサービスを攻撃から守っていますが、
手前のネットワークで遮断されている分はあるにせよ、
相当量の攻撃がサーバ自身に対して来ていることを実感しています。

現実世界で例えると、自宅から駅に行くまでの間に
スリに何度も攻撃されるようなものでしょうか。

すられてしまうと
クレジットカード不正利用のような二次被害を受けるのは
コンピュータウィルスも同様ですね。

肌感覚とは合わない?

こうしたファクトやデータを見ても、やっぱり実感が湧かないですよね。

それは、

  • セキュリティが突破されても気がついていない
  • ウィルスを仕込まれただけで、まだ本格的な悪さをされていない
  • さらなる攻撃をする価値がない存在

のどれかかもしれません。

昨今は金銭目的・悪意があるケースでの犯行が基本ですので、
そうした時に合致したタイミング(=本当にやめて欲しいタイミング)で
攻撃されるのかもしれませんね。

特に、事業でWebサイトやサービスを活用している場合、
「ついに!」というタイミングで
こうしたセキュリティ事件で足を引っ張られるかもしれません。

100点の防御は難しいですが、できる限りのことは行いたいものです。

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