セキュリティ対策が必要だ、と言われ続けていますが、
正直なところ、被害に合わないとその感覚は分からないでしょう。
今回のメルマガは、面白い実験をされた方がいらっしゃいましたので
ご紹介いたします。
Windows XPをノーガードでインターネットに接続
ファイアーウォールを切って接続、と
さすがにありえない接続の仕方をしていますが、
インターネット上ではどれほど攻撃が発生しているかがよく分かります。
これ、特定の端末を狙っているわけではなく、
手当たり次第に攻撃されている中で食らっているわけですね。
ファイアーウォールを使っていないのと
そもそもXPの脆弱性がありすぎということはありますが、
今でも枯れたOSを狙った攻撃が続いているというのは脅威ですね・・・
詳細は以下の記事を参照ください。
どれくらい攻撃されている?
セキュリティの世界では、
現在は「1 IPアドレスあたり14秒に1回攻撃されている」と言われています。
10年前は8.3分に1回だったようですので、約35倍の攻撃量になっています。
現に、弊社でもWebサイトやサービスを攻撃から守っていますが、
手前のネットワークで遮断されている分はあるにせよ、
相当量の攻撃がサーバ自身に対して来ていることを実感しています。
現実世界で例えると、自宅から駅に行くまでの間に
スリに何度も攻撃されるようなものでしょうか。
すられてしまうと
クレジットカード不正利用のような二次被害を受けるのは
コンピュータウィルスも同様ですね。
肌感覚とは合わない?
こうしたファクトやデータを見ても、やっぱり実感が湧かないですよね。
それは、
- セキュリティが突破されても気がついていない
- ウィルスを仕込まれただけで、まだ本格的な悪さをされていない
- さらなる攻撃をする価値がない存在
のどれかかもしれません。
昨今は金銭目的・悪意があるケースでの犯行が基本ですので、
そうした時に合致したタイミング(=本当にやめて欲しいタイミング)で
攻撃されるのかもしれませんね。
特に、事業でWebサイトやサービスを活用している場合、
「ついに!」というタイミングで
こうしたセキュリティ事件で足を引っ張られるかもしれません。
100点の防御は難しいですが、できる限りのことは行いたいものです。
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