【メルマガ】日本でも、対プラットフォームへの戦いが始まりつつあるか?(2024年08月13日)

巨大ITプラットフォーム。
一時期はGAFAやGAFAMなどとも呼ばれていました。

巨大になりすぎた弊害が多々出てきており、
EUでは様々な規制を実行していっています。

そんな中、日本でも少しずつ対策が始まっていると感じます。

AmazonとAppleへ

経済産業省が、勧告を行いました。

アマゾンジャパン合同会社、Apple Inc.及びiTunes株式会社に対する勧告を行いました >>>

勧告内容自体は、当たり前のことを当たり前にしなさい、というレベルのものと感じました。

ただし、こうした根本にあるのは、プラットフォーム利用者を軽んじているということの現れとも感じます。

Meta等への詐欺広告対策も

先日、Metaの詐欺広告(なりすまし広告)に対しても、
はっきりいって対策をしないMeta等に対して政府が動きました。

日本経済新聞
なりすまし広告対策、SNS事業者に審査強化要請へ 政府 - 日本経済新聞 SNS上のなりすまし広告詐欺を巡り政府が6月中に策定する対策の全容が分かった。SNS事業者に対して、広告に使う著名人の本人確認の強化、日本市場にあわせた審査体制の整備...

これを受けて対策をし始めた結果、
なりすまし広告は激減したとの話も出ています。

※詐欺広告については、以前、当メルマガでも取り上げています。

情シスのマニュアル
【メルマガ】詐欺広告、プラットフォームの責任(2024年04月02日) | 情シスのマニュアル 先日、前澤友作氏が詐欺広告による詐欺被害の通報窓口を開設したことが話題になっています。 ネット、SNSの詐欺はひどくなる一方です。 今回のメルマガでは、そうした詐欺...

経済と規制と

国があまりに規制をしすぎると、それは独裁に偏っていきます。

こうしたバランスは難しい問題ではありますが、
少なくとも生命、金銭、プライバシーなど
基本的人権に関する部分を守るための規制は必要でしょう。

巨大ITプラットフォームは、本当に巨大になりすぎました。
上記のような勧告や要請は、しごく真っ当な内容でしょう。

もはや、国家として動いていくしか、対応できない状態かもしれません。

私たちにできることは、
当たり前のことを当たり前のように実行する企業を応援(利用する、購入する)する
ということでしょうか。

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