AIの進化に目が離せませんが、以前よりアナウンスされていたAdobeのジェネレーティブAI Fireflyが、Photoshopのベータ版として公開されました。
さっそく試してみましたので、感じたことを共有します。
AdobeのFirefly
画像生成AIと言えば、先日Stable Duffusionをご紹介しました。
こちらは、画像をゼロから作るAIですが、Photoshopに追加されたのは「既存の画像に対して操作する」イメージが近いです。
特にAdobeが上手いと感じたのは、商用利用に特化しているということ。
お仕事で使うには権利関係が非常に問題となるのですが、学習データから含め、生成した画像を商用利用できるような形で組まれているようです。
アプリのサブスク化にも成功していますし、Adobe、恐るべしです・・・
サンプル
画像生成AIなので、操作してみたサンプルを貼ってみます。
【元画像】
【加工後】
【主な対応概要】
・余計なオブジェクトを削除
・月を追加
・飛行機を追加
・湖に浮かぶ塔を追加
とくに、湖に反射して映り込んでいるところまで生成されているのは、ヤバい出来ですね・・・
なお、処理をしていた元画像サイズは 4032 × 3024 ピクセルです。
(ミラーレス一眼で撮影)
所感
ここでもプロンプトエンジニアリング力が問われてくることになります。
要するに、どのようにAIに指示するかということですね。
このあたりは知見が貯まっていくことでしょう。
とりえあずサッと試してみたレベルですが、狙った画像にするにはより細やかな指示が必要だと思います。
サンプル画像で言うと、
A huge tower floating on the water
と、huge tower としか指示していないので、様々な種類の塔が生成されました。笑
また、こうした作業を行うには、マシンパワーもあったほうがよいでしょう。
がっつりと活用していくには、設備投資も必要になりそうです。
(クリエイティブなことをされる方は、もともとよいマシンをお持ちかもですが。)
誰でも簡単に画像が生成できてしまいますので、悪意を持った画像もどんどん出てくるでしょう。
「加工されていない画像であること」の証明を行うようなサービスが生まれるかもしれません。
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