【メルマガ】そのサービスがなくなっても大丈夫?(2023年03月14日)

インターネットが普及し、ネットでのサービス提供が爆発的に増えました。
それに伴い、サービス提供側の都合で閉鎖されるサービスも増えてきています。

手軽に使えるのはありがたいことですが、いきなり使えなくなるリスクがあります。
(いきなり利用料金の増加も)

個人で使うサービスもそうですが、事業で使うサービスも同様です。

自分でコントロールできないことを分かった上で、取捨選択していく必要性を感じます。

サービス停止

ここ半年くらいで目にしただけでも、以下のようなものがありました。

日経クロステック(xTECH)
ドコモがサービス終了を突如宣告、電子版お薬手帳継続へ対応迫られる  日本薬剤師会の電子版お薬手帳がサービス運営体制の岐路に立たされている。2022年6月、開発・運営を担うNTTドコモからサービス終了を告げられたためだ。代替サービスの構...

過去、サービス停止ではないですけど実質有料化、といったサービスもありますね。

Gloria, Limited
【メルマガ】Googleフォトが実質無制限を撤廃。無料サービスとどう向き合っていくか(2020年12月01日) みなさまは写真や動画の管理、どのようにされておりますでしょうか。 先日、サービス Googleフォトが有料になる、という案内がありました。 厳密には、今まで16MP以下の画...

会計ソフトのMoney Foward(MFクラウド)は、弊社にとって必要のない機能を強制バンドルさせられて、値上げしてきました。
(別クラウドに乗り換えました)

使った時間は、すべて資産

「サービス終了か、だったら終了でいいやー。」と割り切れるものはよいのですが、
データやノウハウ情報、コンテンツの作成、写真・動画、ライフログなど、蓄積型の情報がサービスの都合でなくなってしまうのは厳しいものがあります。

私は、デジタルで何かをしたことは全て「資産」にできると考えています。

無限とも言える空間、検索性の高さ。
これはデジタルならではの武器です。

※20年前に読んだ本のテキストメモとか、残っていますからね・・・

ということで、弊社では「蓄積型のデジタル情報はできるだけ自前環境で持つ」ことにしています。

もちろん各種サービスも使っていますが、それはあくまで利便性を高めるため。
データそのものは、できる限り手元に置けるようにしています。
(サービスを使っていても、csv等の汎用フォーマットで全量出力できるのであれば、それはそれでよいのです。)

弊社の対応例

では、どうしているのか?ということを少しご紹介いたします。
弊社事業で使っているのもありますし、個人で利用している方法もあります。

ナレッジ系

基本はただのテキストメモ。
究極の後方互換性です。
Windows95で作成したテキストでも開けます。

ただ、やはりそれだと使い勝手が悪い部分がありますので、オープンソースのサービスを立てて使っています。
過去、Evernoteのようなサービスを使っていましたが、使い勝手の面と、やはりどうしても失うリスクが怖かったです。

コンテンツ系

基本はオープンソースのWordPressでサーバを立てて、そこで情報発信。
(十二分に活躍してくれています)
どこのレンタルサーバであっても、まず利用可能です。
その気になれば、自前でサーバを立てても動きます。

SEOによる流入減リスクが〜とかはありますが、唯一無二のURLがある以上、来る者拒まずで情報のお届けが可能です。

SNS系

Twitter、Facebook、LinkedInなど。
正直、これらはどうしようもないです。
サービス終了したら終わり、BANされても終わり。
一昔前は、Google+ というSNSがありましたね。(一時期、メインで使っていました)

ということで、どうしても時間を割いて投稿しようという気になれません。。
唯一、Twitterはこの中では使っている方なのですが、イーロン騒動で暗雲・・・

おそらく、コンテンツを届けるというよりは、人とのつながりをつくることを蓄積としないとダメでしょう。

写真・動画のデータ

クラウドサービス系は使えない(大容量必要、データ転送速度に難あり)ため、基本は自前のNASです。
もちろん、バックアップは万全に。

ライフログ(ヘルスケア) ※個人データ

Appleを信じてます。セキュリティ面含めて。


検討すべき対象を考えるポイントは、「このサービスなくなったら困るの?」です。
ビジネスモデルがうまくいっていないと、サービス継続は不可能です。
今一度、点検されてはいかがでしょうか。

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